Facebookでファストファッションで有名なH&Mの取り組みを知りました。
LONG LIVE FASHION!という取り組みで、服も再利用を進めていく取り組みのようです。
CSR(企業の社会的責任)の活動としても業態にマッチしていて良いですね。
スライドを読んでみると、捨てられる服の「95%の服には再利用の可能性がある」と書かれています。
95%とは非常に高い値です。
ほとんど再利用できると言っても過言ではない。
もし、そんな状況であったとしたら、そのままゴミとなってしまうのはもったいない、そう思うのが自然な感想ではないでしょうか。
服の回収は、H&Mの店頭で、H&M以外のブランドの服も含めて回収しているそうで、1袋あたり500円の商品券を発行してくれるそうです。(3000円以上の買い物で使用できる券)
回収された服はどうなるのかというと以下の4つの分類されます。
- REWEAR…古着として販売
- REUSE…再利用:清掃用の布などとして利用
- RECYCLE…原材料(繊維)として工業製品に利用
- ENEGY…燃料として利用
画像出典:H&Mはファッションとクオリティを最良の価格でご提供します(H&M)
なかなか良い取り組みですね。
何も考えずに捨てたら、基本的にはENERGY、つまり焼却されて、燃料の道しかないわけです。
それが、REWAREとして、その服がそのまま誰かに使われたりすれば、新たなエネルギーを使わずに、その服は生き続けるわけですから、無駄なエネルギーを使わなくて済みます。
※活動の収益は「顧客に還元されたり、日本のチャリティー団体へ寄付されたり、リサイクル技術への投資に使われます」とのこと。
継続的な社会を運営していくために、こうした動きが服だけでなく、様々な分野にも広がっていくと、良いですね。
それでは。
- LONG LIVE FASHION!(H&M)
補足:他の会社の取り組み
他の会社では取り組みをしていないのかというと、そうではありません。
ユニクロは自社ブランドの服を回収し、リユース・リサイクルを進める取り組みを行っています。
- 企業の社会的責任(ユニクロ)
イオンでもイオンで購入された衣料品を下取り・回収する取り組みを行っています。
- エコロジー(SELF+SERVICE-セルフ+サービス)
洋服の青山でも他社スーツを含め、スーツを下取り、リユース・リサイクル・リメイクする取り組みを行っています。
- スーツ下取り(ウールリサイクル)(洋服の青山)
イトーヨーカドーもやっているなぁ…と思って調べたら、年中受け付けしているわけではなく、時期を決めての下取りなのね…。
こうしてみると、超大手さんは自社ブランドが基本のようです。青山は販売世界一の余裕なのでしょうか。